読書を癒しの時間にしましょう イケメンが出てくるおすすめ本をご紹介

元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ!

このページでは、読めば癒されること間違いなし、「イケメンが出てくるおススメの本」 のみをご紹介しています。

女として生きる毎日、疲れませんか?

友人、恋人、母親、旦那、子供……

時に孤独になりたい女性の周りには、放っておいてくれない人間関係にびっしりと囲まれてしまい、「あー! 癒されたい!」と叫びたくなる瞬間があると思います。

私は毎日思ってます笑。

私は本が好きなので、本を読むこと自体が「癒し」ではあるんですが、そこにある要素が付け加われば、「とっても癒される」にレベルアップします。

それが「イケメン」

カッコいい、(あるいはかわいい)男性が登場する作品は、読んでいてワクワク、ドキドキして現実の男性を相手にしているよりもときめくことができる気がします。

フィクションなので、現実に生きている人間よりも性格も言動もブレが少ないし、裏切られる心配も少ないし……安心して楽しめるからではないかと私は思っています。

容姿がイケメン。

性格がイケメン。

才能あふれるイケメン。

今までの読書経験を総動員して、いろいろな角度から本の中に潜む「イケメン」をご紹介していきたいと思います。

あなたに「推し」が見つかりますように、頑張ります!

このページは、少しずつ、私が読んだ作品からご紹介していきます。

最初はご紹介できる作品数が少ないかもしれませんが、これから徐々に成長させていきますので、しばらく経ってから遊びに来ていただけると、ご紹介している作品数もイケメン数も、レベルアップしているはずです。

また是非、覗きに来てくださいね!

(最終更新日2月25日)

それでは、目次を参考に、レッツ、イケメン探し!

1.小説に潜むイケメン

小説はライトノベルでもない限り、作家がある程度イメージを伝えてくれるとはいえ、登場人物の容姿は読者の想像に委ねられています。

これはある意味お得なことで、性格なり才能なり、少しでも自分の好みの部分がある登場人物がいたら、俳優さんなり、イラストなり、自分の理想の容姿を当てはめてしまえばいいわけです。

ライトノベルから文芸小説、ノンフィクションなど、幅広いジャンルからおススメのイケメンを選出していきたいと思います。

王道 王子様系イケメン

『わたしの幸せな結婚』シリーズ   作者:顎木あくみ(あぎとぎ) 出版:富士見L文庫

和製シンデレラストーリーというコンセプトのもと、現在発売中の5巻までで300万部突破しているという、大ヒットシリーズです。

主人公の少女・美世は名家の生まれながら、母が早くに亡くなってしまい、継母とその娘に苛め抜かれて、絶望の日々を送っているという、人生のどん底状態から物語はスタートします。

しかし、美世にお見合いの話がやってくることで、逆転劇が開始されます。

お見合い相手は名家中の名家、久堂家の若き当主、清霞(きよか)です。清霞は冷酷無情な人物としても有名で、これまでのお見合い相手が全員、三日で逃げ出すという悪評の持ち主でもありました。

美世も、初対面で罵倒されてしまうのですが、勘当同然で家を追い出されていた美世は、その仕打ちにも耐え、使用人のように清霞の身の回りの世話をします。今までのお見合い相手とは異なる美世の献身的な姿に、徐々に清霞は心を開き、美世も次第に彼に心惹かれ、美しい令嬢としての本来の自分を取り戻していく、そんなストーリーです。

清霞は家柄、経済力、才能、容姿、全てにおいてパーフェクトな王子様系男子です。

ただ一点、欠点があるとすれば、優しさが分かりづらい性格をしているということ。故にこれまで、いろんなお見合い相手が撃沈していったのですが……

しかし、清霞はヒロインである美世に「だけ」は、惜しみない愛情を示してくれます。この「だけ」というのが特別感があっていいんです!

美世に感情移入して、憧れの王子様に愛される幸せを感じられる作品です

また、シリーズが進むにつれ、美世自身も強くなり、特別な力を持つ存在であることも明らかになるなど、恋愛面のみならず、満足させてくれる要素が増えていくのもおススメめポイントです。

イケメン+才能 インテリ系イケメン

『バチカン奇跡調査官』シリーズ    作者:藤木凛  出版:角川ホラー文庫シリーズ

カトリック教会の総本山であるバチカンで、奇跡調査の任務に就いているイケメン神父コンビが主人公の人気シリーズです。

奇跡調査とは、例えば、キリスト像が血の涙を流したという報告があれば、それが本当に神が起こした奇跡だったのか、それとも科学的に別の理由があるのかを調査し、奇跡として認定すべきかどうかの判断を行う仕事のことです。

奇跡調査官は専門分野における膨大な知識と思考力を持つエリートばかりで、主人公2人もそれぞれ天才的頭脳の持ち主という設定です。

日本人神父である平賀・ヨゼフ・庚(ひらが・よぜふ・こう)は天才科学者。

イタリア人神父であるロベルト・ニコラスは古文書・暗号解読のスペシャリストです。

どちらもうっとりする美貌の持ち主であり、かつ天才的頭脳の持ち主ということで、これだけでも女性ファンの心を掴める設定になっているんですが、シリーズをさらに面白くしているのが、正反対ともいえる2人の性格です。

平賀は天才であるがゆえに、コミュニケーションが下手で、奇跡調査の度に事情聴取をした相手を戸惑わせています。それをフォローするのが操る言語の数は10以上、さらに話す相手に必ずと言っていいほど好意を抱かせる人たらしでもあるロベルトです。ロベルトはものすごく料理も上手で、生活能力全般が低い平賀によく食事を作ってあげています。

こういうと、ロベルトが平賀の保護者的役割を果たしているようにも思えるのですが、ロベルトは自分の信仰心に自信がなく、どこか自己嫌悪的性格をしていて、時折、精神的に不安定になるのですが、それを支えるのが平賀です。平賀はロベルトのことを絶対的に信頼し尊敬しており、平賀の「ロベルトは素晴らしい人です」というセリフに、ロベルトは何度も救われています。

互いに信頼しあい、尊敬しあう理想的な関係を築いている2人

その絆は、時には自分の命を犠牲にしても相棒を救おうとするほど分厚い!

バディものが好きな人には、たまらない作品だと思います。

ちなみに、メインの不可解な奇跡の謎も、毎回かなりの大仕掛けなのでそういう意味でも読み応え抜群です。

火村英生シリーズ   作者:有栖川有栖   出版:講談社等

犯罪心理学者である火村英生と、推理小説家である有栖川有栖の2人組が主人公のミステリシリーズです。火村英生が探偵役、有栖川有栖がワトソン役として書かれ、数々の難事件に挑みます。

頭脳明晰で皮肉屋な性格でどこか陰のある火村とお人好しでどちらかというと楽天家の有栖川の凸凹コンビによる憎まれ口のたたき合いや、トンチンカンな有栖川の推理を火村がいじるシーンが、くすりと笑えます

火村英生役を斎藤工さんが、有栖川有栖役を窪田正孝さんが演じたドラマでご存知の方も多いでしょう。

実は、小説では、火村も有栖川も、特段「イケメン」である、などという描写はないのですが、配役はイメージぴったりだと思います。

ドラマ化作品のいいところは、原作小説を読む時に脳内で、豪華俳優陣が勝手に動き出してくれるところにあると思います。旬なイケメン2人を思い浮かべながら読むと、小説の面白さも数倍増しになるので、私はこのシリーズ、定期的に読むようにしています笑。

小説の内容は本格的なミステリ小説で、読みながら毎回、頑張って推理しますが、正解に辿り着けたことは一度もございません……ミステリとしてもすごく面白いんですよ!

出版社を超えて出版されているシリーズなので、初めての方は何から読めばいいか悩むところだと思います。

基本的には、一冊ごとに独立して読み切れるように書かれているので、どれから読んでも大丈夫ですが、まずは最初の事件『46番目の密室』(講談社)から読み始めるのがおススメです。

カッコよさは見た目だけとは限らない 性格イケメン

『青春ブタ野郎シリーズ』  作者:鴨志田一  出版:電撃文庫

高校生の男の子・梓川咲太が主人公のライトノベルです。

青春期症候群という、姿が誰からも見えなくなったり、同じ人間が2人に分裂したりする、不思議な病にヒロインたちが次々とかかってしまい、それを主人公が救う、というお話です。

シリーズの特徴からも分かるように、ジャンルで言えばハーレムものです。

ハーレムものは主人公の男の子がたくさんの女の子にモテモテというのがお話の基本で、『ソードアートオンライン』や『千歳くんはラムネ瓶のなか』といったシリーズが代表例ですが、いずれも主人公が作中最強だったり、スクールカースト最上位だったりと、設定からして「モテそうな男の子だな!」となっていることが多いです。

しかし、あえて「イケメン」をテーマにしたこの記事で紹介するからには、この『青ブタ』の主人公は、そういった「いかにもモテそう」な男の子ではないんですね。

主人公の梓川咲太は学校では有名な変わり者。

中学時代に暴力事件を起こしたと噂され、いじめられているわけではないけれど同級生たちからは極力関わらないように避けられ、友人も2人しかいません。スクールカーストは最低ランクの主人公ですが、ならばこれもライトノベルのお約束、「主人公は特別な能力の持ち主」という設定なのかと思いきや、梓川くんは本当に普通の男の子です。

普通の男の子で、性格が特別に勇敢だとか正義感があるというわけでもなく、むしろ常にテンション低めの皮肉屋さんで性格もヒーローっぽくはないんです。その普通の男の子がどうやってヒロインたちを救ってモテモテになるのか、そこに主人公のカッコよさがあるんですね。

主人公がヒロインたちを救う方法は、「彼女たちの気持ちを理解して、けっしてい捨てない」という実にシンプルなものです。

「なーんだ、そんなことか」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、これ、言うは易く行うは難しというやつだと思うんです。

青春期症候群を発症するヒロインたちは、将来や恋愛など、思春期特有の悩みを抱えています。その悩みは主人公はもちろん、抱えている本人にも最初はよくわかっていないことがほとんど。青春期症候群を治すにはその悩みを理解し、原因を取り除けるほどヒロインたちに寄り添わないといけないんですね。

正直めんどうな話だな、と女である私ですら思います。並みの男性なら付き合いきれないでしょう。それを彼女でもない女性に、主人公は根気よく付き合うんですよ。

こんな人、現実世界にはいないと思うんですよね。しかも下心はゼロですからね。完全な善意です。

性格がイケメン。それが『青ブタ』の主人公です。

身近にいる頼りになる男の子として、現実にもいてほしいなあと思います。

ちなみに、ハーレムものにありがちな、一応メインヒロインはいるものの、他のヒロインとの関係も含め、曖昧な友達以上恋人未満な関係が乱立しまくる、ということはなく、シリーズ最初から主人公はメインヒロインに一途に恋をしています。

そんなところも男性向けジャンルでありながら、女性でも親しみやすいシリーズになっていると思います。

哀愁と包容力が魅力  ナイスミドルイケメン

『樅ノ木は残った』  山本周五郎  青空文庫で無料公開中

イケメン=若い男子? いえいえ、そんなことはありません。年を経てなお、輝きをはなち続ける素敵な男性も魅力的ですよね。

本作の主人公・原田甲斐はそんなナイスミドルという言葉がぴったりくる男性です。

中年太りなどどこ吹く風の鍛え抜かれた肉体、笑うと頬にしわが刻まれ口元から白い歯がこぼれる温和な表情、ミステリアスでどこか哀愁を帯びたたたずまい……こんなダンディなおじさま、上司にいてほしいタイプです。

物語の舞台は江戸時代初期、伊達藩の重臣である主人公が、伊達家をつぶそうとする陰謀に巻き込まれていくストーリーです。主人公はその温和で思慮深い性格から伊達家の中でも最も人望のある人物として登場します。しかし、陰謀から伊達家を守るため、陰謀をめぐらす敵の一味に単身入り込むことに……かつての友や同僚から「彼は変わった」という悪評をたてられても、大事のために自らの信念を孤独に貫き通す主人公の姿は神々しくすらあります。

陰謀に立ち向かう主人公の立ち振る舞いの立派さ、思慮深さに年上にあまり興味がない私でも「素敵だわ……」とうっとりしてしまいました。

作中でも、女性の登場人物にモテモテです。

作者は男性ですが、モテる男性像というものをよくわかってらっしゃる。
私の中では主人公のイメージは舘ひろしさんです。

お気に入りの俳優さんを当てはめて楽しんでみてくださいね。

全4部作と大作ではありますが、全文青空文庫で無料で読めますし、何より最後には「読み通してよかった……!」と思える感動のラストが待っていますので、ぜひ挑戦してみてください。

『樅ノ木は残った』の詳細記事はこちらへどうぞ

2.漫画に潜むイケメン

カッコいいこと間違いなし! スポーツ男子

ハイキュー!!  作者:古舘春一   出版:少年ジャンプ

バレーボールに燃える男子高校生たちの物語です。

主人公が所属する烏野高校バレーボール部は、昔は全国大会レベルの強豪校でしたが、現在ではその面影は薄れ「落ちた強豪」「飛べない烏」と言われてしまっています。そんな落ちぶれた元強豪校の烏野高校が猛者たちがひしめく県内大会を勝ち抜き、全国大会へと挑むストーリーです。

チームスポーツなので、実に様々な個性を持つキャラクターが登場します。

例えば、主人公は素直で元気な少年ですが、その相棒は不愛想で俺さま系男子です。他にもひねくれた性格の子、引っ込み思案な性格の子、喧嘩っ早い子など、主人公のチーム、烏野高校内だけでも、個性的なメンバーが揃っています。さらにライバルとなる他校にも魅力的なキャラクターが揃っていて、おそらく、どんな人でも一人はお気に入りのキャラクターが見つかるのではないかと思います。

そして、どんなキャラクターにも共通しているのが「バレーボールをめちゃくちゃ頑張っている!」ということです。

私はバレーボールの知識ほぼゼロで読み始め、ルールやポジションなど、今持っている知識のほとんどは『ハイキュー!!』に教えてもらったことばかりなんですが、

そんなド素人でも思わず「すごく応援したくなる!」ほどみんなバレーボールに真剣に取り組んでいます。

こんなカッコいい男子たち、私の通ってた高校にはいなかったなあ……笑

ちなみに私のお気に入りは梟谷高校の赤葦京治くんです。真面目で無口な2年生セッターで、頭のいい戦略家タイプの選手です。調子にムラッけのあるエースのやる気を引き上げる名人だったり、かと思いきや毒のあるツッコミで凹ませたりと、先輩との絡みが面白いキャラクターです。

コミックスの10巻から出てきますので、注目してみてくださいね。

弱虫ペダル   作者:渡辺航  出版:少年チャンピオン

自転車競技、ロードレースに青春のすべてをかける高校生男子の物語です。

ロードレースのことを全く知らない、という方もいらっしゃると思いますので(私も知識ゼロで読み始めました)簡単に説明しますと、普段は車が走っている一般道を、競技用のメチャクチャスピードが出る自転車に乗って走り、その順位を競うというものです。

オリンピックでは個人競技ですが、本作では各校6人1チームのチーム戦になっています。

私も本作を読んで知りましたが、ロードレースってレース中、選手同士でたくさん会話をするんですね。仲間同士であれば「俺がアシストするからお前がゴールを狙え!」と作戦会議したり、敵であれば「この山道を最初に登り切るのはうちのチームだ!」と挑発したり、おかげで走りながら人間ドラマがどんどん生まれるわけです。

さらに、ゴール前近くになると、各チーム、自分たちの着るユニフォームを最も速くゴールに届けようと全身の血管や筋肉がちぎれるんじゃないかってくらい、全てを出し切った熱いレースを繰り広げます

男の子たちが真剣に頑張る姿って、それだけでグッときますよね。

しかし、この作品の魅力はなんといっても、個性豊かな登場人物たちにあると思います。個性豊かすぎると言っても過言ではないでしょう。他の少年漫画には「こんな奴いないな!」と断言できます。

例えば、私の推しの一人、巻島裕介をご紹介しましょう。彼は主人公が所属する総北高校自転車競技部の3年生で、ド素人からロードレースを始めた主人公にとって、師匠のような存在です。最初、彼のキャラデザを見た時はビックリしました。ロン毛、まではいい。色がすごい。全体が緑色に染まっていて、さらに色とりどりのメッシュいり!さらに、その私服のセンスが志茂田景樹さんみたいな奇抜さ!彼の個性は見かけだけにとどまらず、口癖は語尾につく「~ショ」。自転車の乗り方も長身と長い手足を活かして、自転車を激しく横に揺らしながら走る独特さで、巻島本人も自称しているように、一見「キモイ」感じなんです。

しかし見た目で誤魔化されてはいけません。彼は自転車に乗ると、山道を華麗に登っていきます。それも作中トップクラスの速さで。緑の髪の毛を揺らめかせながら独特の横揺れする走りで山頂を攻めていく姿に、ついたあだ名が「ピークスパイダー(山頂のクモ)」

主人公には、言葉であれこれアドバイスするシーンはほとんどないですが、その走りで、ロードレースをどうやって走るべきか、を教え主人公憧れの存在になっていきます。

そんな巻島も最初から速かったり、個性を貫いていたわけではありません。彼は彼なりに、悩みぬいた過去があり、時には弱気になってこだわりを捨てた時もありました。しかし、やはりそれではレースにも勝てない、そして何より窮屈すぎる!周りの目という殻を脱ぎ捨て、巻島は今の自分のスタイルを確立するに至っています。

過去話が出てきた辺りから、巻島のことが好きになりましたね。

そして、巻島には宿命のライバルがいて、ライバルとの激闘は長く続いている『弱虫ペダル』の中でも屈指の名バトルです!

読むと元気になれるから、そこだけ何回読んだかわからないです^^;

長くなってしまいましたが、『弱虫ペダル』に登場するキャラクターの魅力は、巻島裕介を好きになった理由に集約されると思います

強烈な個性、選手としての強さ、強くなるまでの過去、ライバルの存在。

数多くの登場人物たちそれぞれにこれらの要素がしっかり考えられていて、読めば読むほど、主人公たちも、そのライバルたちもどんどん好きになっていける作品になっています。

春待つ僕ら  作者:あなしん  出版:デザート(講談社)

完結済みの作品で全14巻(本編13巻、完結後のエピソード集1巻)です。

主人公の美月(みつき)は、小学生の頃の仲間外れがトラウマで高校でもうまくクラスに馴染めない、地味な女の子。

カフェのバイトを始め、そこで出会ったのが同じ高校の男子バスケットボール部4人組4人はバスケもうまく、おまけにイケメン揃いだったため、練習や試合には女子が押し寄せるほどの人気者たち。自分とは違う世界に住んでいる人達だと思っていた美月だが、4人の中でも同じクラスの永久(とわ)とふとしたきっかけで仲良くなり、徐々に惹かれていきます

そして永久も不器用だけど頑張り屋さんな美月のことが気になりだしたかな、くらいの時に、永久に恋のライバル、亜哉(あや、男の子です)が登場します。彼は美月がまだ小学生で仲間外れにされていたころ、そばにいて彼女を支え続けていました。亜哉がアメリカに引っ越してしまい美月との交流は断たれますが、今でもお互いにとっても大事な存在。

美月の心は永久と亜哉の間で揺れ動き、永久と亜哉は恋のライバルとして火花を散らす……という展開です。

いわゆる逆ハーレムものというやつですね。絵も少女漫画らしい綺麗な絵で、永久と亜哉たち男の子がとってもカッコよく描かれています

無口でふとした時に優しい永久、モテるのに美月だけ特別扱いしてくれる亜哉。

他にもヤンチャ、あざとい、少しエロイ、など個性豊かな男の子たちが出てきますよ。正直、推しを誰にするか難しいくらい、みんな魅力的でした。

三角関係がメインの話ですが、登場人物たちがみんないい子ばかりなので、少女漫画にありがちなドロドロとした展開がないのも高ポイント。安心して読めます(笑)

部活に、学校の行事に、遊びにと、普通の高校生活の中で揺れる恋心という、ザ・青春な爽やかでキュンキュンできるお話になっています。

ああ、気になる! ほっとけない男子

ばらかもん   作者:ヨシノサツキ  出版:スクエアエニックス

長崎県の五島列島を舞台にした日常系漫画です。

主人公は若き書道家・半田清(はんだせい)

彼が五島列島で一人暮らしを始め、そこで出会った子供たちと絆を深めながら、自分の書道や将来と向き合っていくお話です。

設定上は半田はイケメン、ということになっており、確かに彼はモテます(ただし子供中心)。ただ、半田は書道一筋で生きてきたため、生活能力皆無、なんなら常識も少し怪しい、頭に「残念な」がつくイケメンとして描かれています。

この記事の主旨から外れてるじゃないか! と思われた方、確かにごもっとも……なんですが、半田はただ「残念な」わけではありません。

20代の青年でありながら、子供と同じ目線になってムキになったり、からかわれて本気になって怒ったり、落ち込んでどっちが大人かわからないくらい慰められたり…………あれ? やっぱりかなり残念ですね^^;

半田は大人げなかったり、気分の浮き沈みが激しいところがあったりと、少し不安定なんですよね。

しかし、それゆえに、子供を始めとした五島列島の住民たちは半田のことが気になるようで、何かと世話を焼きたがります。

そう、半田は「ほっとけない系」男子なんです。

「今日も半田は元気にしてるかな?」私もそんな気分で読んでいました。

また、本作には高校生の浩(ひろし)という普通のイケメンがちゃんとおります。彼は年下の面倒見がよく、料理好きで、普通の高校生男子なんですが、キャラデザがイケメン風で、私が貸した人たちの間では「浩カッコいい!」と人気でした。

この漫画は、半田と浩の2人が、年下の女子に振り回される姿が面白おかしく描かれていて、ギャグ漫画としても優秀ですし、さらに、半田がすこーしずつ、成長していく姿が、思いのほか感動を呼ぶという日常系漫画の良さも兼ね備えています。

内容自体が癒し系で、さらにキャラデザもイケメンが2人。

のんびり寝転びながら楽しめるぽかぽかした陽だまりのような作品です。

不器用さも魅力のうち 漢(おとこ)らしい男子

炎炎の消防隊    作者:大久保篤   出版:週刊少年マガジン

ある日突然、人間の体が燃え、焔人(ほむらびと)になってしまう人体発火現象が起きるようになった世界で、炎を操ったり、発火させる能力を持った特殊消防官が消化と鎮魂をしながら、人体発火現象の謎を追う物語です。

男女ともに癖のあるキャラクターが多く、「イケメンだから」、「かわいいから」、という動機でキャラクターを好きになるような漫画ではそもそもありません。

しかし、そんな中でも、「これは!」と思うイケメンがいました。

新門紅丸(しんもんべにまる)大隊長です。

大隊長というのは、全部で8つある消防隊の隊長であることを示し、紅丸は第7の隊長として、浅草の街を守っています。消防官の中でも「最強の男」と言われており、絶大な火力を発生させ、さらにそれを自由に操る能力を持っています。本当に最強です。めっちゃ強い。進撃の巨人のリヴァイ、呪術廻戦の五条悟みたいなもんだと思ってください。紅丸が戦っているシーンを読んでいるだけでゾクゾクして一度読んで二度読んで……と何度もページをめくり続けてしまいました。

強さだけでも人気が出そうなキャラクターですが、彼の魅力は、その性格にもあります。紅丸、一見すると「怖い人」で、実は第一印象はあまりよろしくないんですね。口も態度も悪くて、焔人の消化の仕方も、自らが民家を破壊しての大暴れ。初対面だった主人公たちへも喧嘩を売る態度で、あわや一触即発でした。しかし紅丸の荒っぽいさや態度の悪さは、全ては浅草の街を守るためにしていること。

彼の言動は任侠、とでも表現できましょうか。任侠というとあまりいい印象を抱かない方も多いと思うのですが、本来の意味は「仁義を重んじ、困っている人、弱い人を体を張って助ける精神の人」くらいの意味なんですね。誉め言葉なんです。だから、紅丸のことをよーく知っている浅草の町民たちからは絶大な人気を誇っているんです。

主人公たちとの関係も話が進むと良好なものになり主人公の兄貴分としても活躍してくれるようになります。

紅丸というキャラクターは、知れば知るほど、良いところがたくさん出てきてコミックスで登場するたびにテンションがあがります

キャラデザは好みがわかれるところかもしれませんが、渋い性格に魅了され、「浅草の町民になりたい!」と思うようになりますよ。

新門紅丸の活躍はコミックス5巻からです。

それまでも十分に面白い内容の作品ですので、ぜひ読んでみてください。

3.歴史に潜むイケメン

日本古代の英雄 天武天皇

天武天皇は日本古代史に登場する実在した人物です。

彼は兄である天智天皇が亡くなった後、その息子と皇位を争い「壬申の乱」と呼ばれる内乱の末、勝利を掴み天皇の位につきました。

私が彼のイケメンっぷりを知ったのは『日本の歴史2古代国家の成立』を読んでいた時のことでした。

壬申の乱の直前、都を抜け出す彼のことを例えて「虎に翼をつけて放すようなものだ」と評されたというエピソード、これにすっかりミーハー心を刺激されてしまいました。

例え方もカッコいいし、しかもこの後、例え通り、天武天皇は都の外で大勢の見方を見つけ、都に攻め込んできて勝っちゃうんだからすごい!

このエピソードだけでもメチャクチャカッコいい!とテンションが上がるのですが、彼は政治家としてもなかなかの人物だったようで、天皇として即位した後も大臣を置かず、自らの手で政務を行い、自身に権力を集中させたカリスマ的存在だったとされています。

そんな彼の政治家としての腕が垣間見えるのが『天武天皇の企て』です。

天武天皇が編纂させた『日本書紀』に隠された彼の意図を探る1冊なんですがこれを読むと天武が広報活動にかなり力を入れていたことが分かります。古代国家においては即位の正当性が重視されていたようで、自身の天皇即位がいかに正当なものだったか、その理由をしっかりと練り上げたのが『日本書紀』だったのです。

ピンチにも強くカリスマも頭脳も持ち合わせた古代日本の英雄、天武天皇

古い時代の人なのでクローズアップしている本が少ないのが難ですが、ここにご紹介した本を読んで、一緒にハマってみませんか!?

本文中でご紹介した本

『日本の歴史2 古代国家の成立』  直木孝次郎  中公文庫

『天武天皇の企て』  遠山美都男   角川選書

『天武天皇の企て』の詳細はこちらの記事もどうぞ

いかがでしたでしょうか?

イケメンが登場する本を見つけたらどんどん更新していきますので、また覗きにきてくださいね!