2024年2月19日 / 最終更新日時 : 2024年3月4日 asanosatonoko ①小説 イヤミス風ドグラ・マグラとも言うべき作品『坂の上の赤い屋根』読書感想 こんにちは、活字中毒の元ライター、asanosatonokoです。 作者である真梨幸子さんは数ある文学賞の中でもトップクラスの知名度を持つ「メフィスト賞」を受賞してデビューされた作家さんです。 メフィスト賞は第1回の受賞 […]
2023年12月14日 / 最終更新日時 : 2023年12月22日 asanosatonoko ①小説 設定は地味、しかしラストの衝撃はさすがの松本清張『ガラスの城』読書感想 こんにちは、活字中毒の元ライター、asanosatonokoです。 ミステリの名手、松本清張による長編ミステリです。 松本清張の作品はどれもレベルが高く、本作もとても面白く読み進められました。 徐々に犯人へと迫っていく主 […]
2023年2月9日 / 最終更新日時 : 2023年2月9日 asanosatonoko ①小説 『四畳半神話大系』の面白おかしい世界、再び『四畳半タイムマシンブルース』読書感想 元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ! 京都を舞台にした男子大学生ものを書かせたら天下一品!! そんな評判を持つ森見登美彦先生ですが近年はお得意のパターンを封じた新しい作風の作品を発表されていました。それはそ […]
2022年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 asanosatonoko ①小説 イヤミスだけが売りじゃない、湊かなえさんによる感動のラスト『落日』読書感想 元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ! 湊かなえさんと言えば、何を思い浮かべますか? 鮮烈な印象の代表作『告白』? 本屋でも多くの作品が平積みされているベストセラー作家でもあります。 私が湊かなえさんで思い浮 […]
2022年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年5月30日 asanosatonoko ①小説 本当の衝撃は事件解決のその先にある……『あの日、君は何をした』読書感想 元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ! 本作はジャンルで言えば「ミステリ」にあたる作品だと思います。 残りページが目に見えてわずかしかないのに真相が全然見えず、焦る焦る……「もしや続刊があったのか?」という考 […]
2022年3月20日 / 最終更新日時 : 2022年3月22日 asanosatonoko ①小説 地味な展開を面白く感じさせる工夫がいっぱい、松本清張ミステリの傑作!『眼の壁』読書感想 元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ! 時代をこえて愛される作家のひとり、松本清張の長編ミステリです。 松本清張のミステリといえば、何もかもお見通しの名探偵がでてくるわけではなく、地道な捜査により少しずつ犯人 […]
2022年2月22日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 asanosatonoko マ行 もしこれが現実になったら……?究極のもしもをえがいた作品『半島を出よ』読書感想 元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ! 「もしも」を書くのが小説です。 「もしも賢い三毛猫がいて飼い主の刑事の推理を手伝っていたら?」 「もしもレオナルド・ダ・ヴィンチが名画の中に暗号を残していたら?」 こん […]
2021年9月21日 / 最終更新日時 : 2021年10月24日 asanosatonoko ①小説 作者の身もだえするような苦悩が伝わってくる:熱帯(森見登美彦)読書感想 元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ! 今回ご紹介する本はこちら↓ 熱帯 森見登美彦 文春文庫 この記事を読んでくださってるあなたは、 もう『熱帯』を読み終わった後でしょうか? 『熱帯』という作品は摩訶不 […]
2021年6月24日 / 最終更新日時 : 2021年6月24日 asanosatonoko マ行 面白い、けど少しモヤる……(碆霊の如き祀るもの)読書感想 元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ! 今回ご紹介する本はこちら↓ 碆霊の如き祀るもの 三津田信三 講談社文庫 刀城言耶(とうじょうげんや)シリーズの長編7作目で、 『はえだまのごときまつるもの』と読みま […]
2021年6月1日 / 最終更新日時 : 2024年1月11日 asanosatonoko ①小説 長編だけじゃない、松本清張は短編もすごかった(張込み、松本清張)読書感想 こんにちは、活字中毒の元ライター、asanosatonokoです。 『張込み』は松本清張の短編ミステリ集で、表題作を含め8作が収録されています。 歴史小説やミステリ小説でお馴染みの松本清張ですが、イメージが強いのは長編で […]