カラコロピタン! 実際に遊んでみての感想・注意点
元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ!
今回ご紹介するのはこちらの子供と一緒に遊べる本です↓
カラコロピタン! パット・マーフィー ポプラ社
NHKのEテレで人気の子供向け番組「ピタゴラスイッチ」で人気の
連鎖する仕掛け「ピタゴラ装置」を、子供に大人気のおもちゃ、
LEGOを使って簡単に作れるのが
『カラコロピタン!』です。
自分で一から「ピタゴラ装置」を作るのは大変ですが、
子供にねだられるとなんとかして作ってあげたい…と
思うのも親心ですよね。
なので『カラコロピタン!』を買って、実際に遊んでみました。
遊んでみての感想・注意点などをまとめましたので、
購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
目次
1.中に入っているもの
2.他に必要なもの
3.対象年齢8歳からだけど実際は?
4.プレゼントにちょうどいい? 購入を考えている方へ
※『カラコロピタン』の第二弾、歯車などを使ってマシーンを作成する
『メカメカツクール』を遊んでみた感想はこちらからどうぞ
1.中に入っているもの
『カラコロピタン!』は本や付属のパーツが箱の中に梱包されているので、
本の内容や、どんなパーツが中身に入っているのかを事前に確かめることができません。
一応、箱には「付属のパーツだけでからくり装置はすぐに作れる!」
となっていますが、実際はどうなんでしょう?
というわけで、中身を開けてみますと、出てきたのはちょっと変わった形の
レゴブロックと、からくり装置の作り方が書かれた本です。
レゴブロックは全部で33個入っているのですが、
穴あきプレートや軸心などレゴシリーズの中でも上級者向け、
テクニックシリーズに使われている特殊な部品が主です。
(注意:写真では黒の穴あきブロックが1枚しか映ってませんが、
2枚入っています、失くしてしまいました……泣)
他にも、ボール6個、糸、本の中に切り取ってスロープや漏斗などを作れる紙シートが入っています。
本には10種類のからくり装置の作り方が記載されており、
このうち1種類は、付属のレゴとからくり装置パーツだけで作れるようになっています。
一応、からくり装置パーツを通して物理の基本を解説することも本書のテーマらしいので、
装置ごとに解説もついています。
2.他に必要なもの
本書に記載されている10種類のからくり装置の内、
付属の部品で作れるのは1種類のみで、
他の9種類は、自前のレゴブロックがないと作れません。
たぶん、創意工夫を凝らせばレゴブロックなしで、
家にあるもの(本やティッシュ箱)で代用できるとは思います。
しかし、本についてくる紙シートで作るスロープや漏斗は、
レゴブロックと組み合わせて使用されることが前提となった大きさ、
強度となっていますので、
代用品で間に合わせるには頭を絞る必要があるでしょう。
あと、小さい子向けに発売されているレゴ・デュプロシリーズは、ブロックが大きすぎて使えません。
それでは、実際にどれくらいのレゴブロックが手元に必要になるか、ですが、
装置の1種類だけを作る分には、そこまで多くはいりません。
ただ、一番ベーシックな直方体や立方体の形をしたパーツを大量に使いますので、
レゴ・クラシックシリーズの商品番号10696(ピース数484)くらいはあった方が安心です。
↓こういうのがたくさんいります
試しに、高めのタワーを2本作らなければならない、
からくり装置のレゴブロックを数えてみると、全部で125個必要でした。
そして、複数の装置を組み合わせた大掛かりな仕掛けを作るには、
たくさんの直方体・立方体パーツが必要になります。
前述のレゴ・クラシックシリーズ商品番号10696は全部で484個もピースが入っていますが、
全部が直方体や立方体の形をしているわけではありません。
ピース数790個の商品番号10698か、複数のパッケージ商品が必要になるでしょう。
我が家では、『カラコロピタン!』購入時に商品番号10696しかなく、
一つ装置を作っては壊して、また別の装置を作って…としなければならず、
もう少しレゴブロックを買い集めてから買うべきだったかな?と少し後悔した記憶があります。
今は10696、10698と他にもパッケージ商品を買いたしたので、
3つくらいのからくり装置は一度に作れるようになりました。
3. 対象年齢8歳からだけど実際は?
『カラコロピタン!』の対象年齢は8歳からとなっています。
そして細かいパーツが多いので、3歳未満のお子様には与えないでください、
と注意書きがありました。
我が家では『カラコロピタン!』、レゴブロックを購入したのは
息子が3歳になってからでした。
本書の指示に従うならちょっと早すぎるのですが、
・ちゃんと保護者同伴で遊ぶ
・使い終わった後はしっかりと手が届かない場所に片づける
・決して口に入れて遊んではいけないと言い聞かせる
などの基本的な安全対策は施しました。
さて、それでは実際に遊んでみての息子の反応はというと……
悲しくなるくらい、ふーん、というそっけない反応でした(泣。
TVのピタゴラ装置のように大掛かりな連続する仕掛けに親しんでいた息子から見れば、
1種類の小規模なからくり装置を見せられたところで、期待外れだったのかもしれません。
そもそもレゴブロックもまだ手の器用さが足りずに上手には遊べてなかったですからね。。。
さて、購入から約1年経ち、4歳になった今はというと、、、
遊んでくれるようになりました!
手先の動きも発達しレゴブロックを簡単なものなら自分で作れるようになりましたし、
『カラコロピタン!』の中の簡単なものなら自分でいじって遊んでいます。
とはいえ、本の作り方を読み込んで、全部ひとりで作るのはまだ無理なので、
大人が大部分の仕掛けを作ってやって、最後の微調整を一緒に工夫して遊んでみて、
仕組みや工夫の仕方を学ばせてやる必要はあります。
8歳以上というのは、本を読んで最初から自分で作って遊べるようになる年齢、
という意味の対象年齢かな、と息子を見て思います。
4.プレゼントにちょうどいい? 購入を考えている方へ
「カラコロピタン」の購入を検討されている方に
遊んでみた立場からアドバイスを申し上げますと、
まずはお孫さんや知人・友人のお子様にプレゼントとして
購入を検討されている方へ。
保護者の立場から申しますと、買ってもらえると素直に嬉しいです(笑)
大判本で、ブロック付きで、という本なので、お値段がそれなりにします。
(Amzonで2530円…本としては高い)
子供が本当に遊ぶかよくわからないのに、買うには勇気が要るんですよね。
なので、買ってくれるなら嬉しい! と私は思います。
レゴブロックを既に持っているお宅へのプレゼントであれば、
より喜ばれると思いますよ。
また、自分のお子様に購入を検討されている保護者の方へ。
「カラコロピタン」は幼稚園入園くらいから遊ばせることができる
おもちゃではありますが、小学生くらいの知恵と手先の器用さ、読解力がないと
子供だけで遊ぶのは無理です。
お子様の性格にもよると思いますが、お仕事や他の兄弟の面倒もあり
忙しい方であれば、購入は小学生以降に検討されることをお薦めします。
逆に言えば、お子様とのんびりとした時間を過ごしたい、
コミュニケーションをとりたい、という時には、親子ともに
知恵を出し合って遊べる素晴らしい道具になりますので、
雨の日や夏休みにはうってつけの本ですよ。
いかがでしたでしょうか?
書いていて、そもそもレゴブロックを買う、集める予定のある方向けの本かなという気がしました。
しかし、からくり装置を作るのは面白く、親子で一緒に遊ぶにも楽しいおもちゃであることは実体験からして間違いありません。
自分で装置をいじれるようになった子供が、一人で微調整をしてうまくいったときの
「やったよ!!」という笑顔はきらきら輝いていてとても可愛らしいです。
達成感を感じさせてくれるおもちゃは昨今珍しいのではないかと思いますので、買ってみてよかったなと思います。
少しでも参考になればいいのですが。
もっとこんなことが知りたいなどありましたら、コメントを残していただくか、
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それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!
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