あと一押し

小説風育児日誌第3弾です。それではどうぞ!↓

小さい子がいる家庭はどこでもそうだと思うのだが、触られちゃまずいものは物理的に手が届かない場所、例えば高所などに仕舞われることになる。我が家では、わたしのノートパソコンは常に本棚の最上段の位置に安全を確保してある。

パソコンに欠かせないマウスも一緒に置いてあるのだが、この春にコードレス型を使い始めてから、よく起きる事故がある。マウスの落下だ。取り出す時にパソコンの上に置いたまま取り出そうとすると、3割くらいの確率で落ちる、そして足に直撃する。

このマウスの足直撃はけっこう痛い。どれぐらい痛いかって「痛い!」と思わず声に出してしまうほど痛い。

今までは、一人足を押さえるだけだったのだが、最近は息子が「大丈夫?」と声を掛けるようになってくれた。

「ママ、痛いの?」                               そう言って心配そうにそばにきてしゃがんでくれる姿は天使のようにかわいい。痛みも薄くなる、本当だ。

しかし、「大丈夫よ」と応える私の声には若干棘がある気がする。この事故に対する本音が見え隠れしているのだろう。

本当は、こんな本棚の上なんて落としやすいところにパソコンはおいておきたくない。作業机に出しっぱなしにしておきたいのだ。なんならシャットダウンなんていちいちせずに、スリープでいつでも使えるようにしておきたい。

だが、パソコンを触らせると、無邪気にキーボードをがしゃんがしゃんやっている姿が見られる限りは、遠い未来のことのようだ。もうひと押し、成長してほしい。

読んでくださってありがとうございました!

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