読書好きのママが読み比べました、本当に役立つ育児本をご紹介

元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ!

この記事では「本当に役に立った育児本」をご紹介していきます。

私には息子が一人おりまして2022年1月時点で6歳の年長さんです。

息子との日々は大変すばらしい、その反面、大変な時は超大変です^^;

壁にぶち当たったり、一人の時間が取れないことをストレスに感じたり……それらを解消する方法はいろいろあると思いますが、私の場合、育児書を読むことが一つのストレスや悩みの解決方法です。

世の中には様々な育児本が溢れていますが母親になってから読破した育児本は現在16冊です。

これが多い方なのかそうでないのかはわかりませんが、それなりに冊数を積み上げていくと「これはぜひ読んでみてほしい!」と思える本とそうでない本との差があることに気が付きました。

ここでは私が息子を育てる上で「役に立っている」「実践して良かった」と思っている本に限って、ご紹介していこうと思います。

私が素晴らしいと感じた育児本に共感してくださる方もいらっしゃれば、またその反対も当然あるでしょう。

私がそこまで感銘を受けなかった本が、バイブルだという方もいらっしゃるでしょう。

本の感じ方は人それぞれではありますが、同じように育児の悩みやストレスを抱えていらっしゃる方のお役に少しでも立つことが出来ればこんなに嬉しいことはありません。

まだご紹介している本の数は少ないですが、これからおススメの育児書を見つけるたびに、更新していきますので時間をあけて、またぜひのぞきにきてください!

特に、長期休み前は更新されている可能性大です(その理由は後ほど……)

それでは、ご紹介していきましょう。


1.『子どもへのまなざし』 佐々木正美  福音館

本書に書かれている内容は主に、子供の心理面での発達で、0歳から思春期まで、幅広い年齢の子供をカバーしています。

著者は児童精神科医であり、3児の父親でもあった佐々木正美先生です。

この本はご存知という方も多いのではないでしょうか?

私はTwitterもしているのですが、そこでこの本を紹介したところ、

「この本、素晴らしいですよね!」

「何度も読み直してます!」

と、育児中の方からコメントをいただきました。

どうやら私が紹介せずとも、既に多くの保護者の方の支持を集めていそうな本ではありますが、ここにその素晴らしさを改めてご紹介しておきます。

この本の良いところは、著者である佐々木先生の柔らかな文章にあります。

講演や勉強会にも精力的に取り組んでおられたそうで、その時の資料をもとに作られた本のため、穏やかに語りかける口調で書かれています。

穏やかなのは文章の語り口だけではありません。

育児中はどうしてもイライラしたり、当たり散らしたくなる瞬間、ありますよね。

佐々木先生はそんな瞬間もあるということを理解した上で、追いつめられる必要なはないのですよ、ただ子どもを愛しましょう、というメッセージを繰り返し伝えてくれます。

読み進むにつれ、そのメッセージが心にしみわたり、自然に子供を初めて自分の手の中に迎え入れた時のただただ幸福な気持ちを思い出させてくれます

育児書だというのに、感動的な気持ちすらわいてくるんです。

さらに、佐々木先生自身が児童精神科医として長年活躍された方で数々のエピソードや助言に説得力もありますし、何より、佐々木先生自身の子供への愛情が海よりも深いことがひしひしと伝わり、それにも心癒されます

多くの保護者の方からの絶大な信頼を得ているのも納得です。

単行本サイズしかないため、少し重いしかさばりますが、繰り返し読んで役に立ちますので本棚にあると安心の1冊です。

2.『子どもの心のコーチング』 菅原裕子  PHP文庫

育児本には優しい語り口の本が多く、悩める親にダメだしするような本にはあまり出会いません。

しかし、この本はそういう意味ではけっこう辛口です。

「そんなことは止めるべきです」……と、けっこうはっきり著者の意見が書かれています。

読みながら私の心にもグサグサと「身に覚えがある」という言葉が何回も刺さることになりました^^;

ただ、この本の良いところは、厳しいことも言いつつ、それを改めるためのアドバイスが具体的なところにあります。

やめなければいけないのはわかった、じゃあ明日からどうするか、が親としては一番知りたいところですよね。

本書の目指すところは「子どもの自立」。

ここでいう自立とは、外から来る刺激(テレビやネットに限らず、人間関係などもすべて刺激ととらえる)が不適切だったり、強すぎたりする時でも、自分で拒否、処理する能力のことをさしています。

著者は、親子で子どもの自立を目指すために、まずは親の過干渉を止めましょう、と訴えます。

親には「こう育ってほしい」という理想形がどうしてもあると思いますが、それは「親が自分を愛している気持ちであって、子どもを愛するということとは違う」とバッサリです。

ね、厳しいでしょ?(笑)

しかし、この後に親が子どもにしてあげられる愛情の傾け方の本当に「そんなことからでいいの?」という具体例が載っていますのでご安心ください。

読めば明日から、具体的に行動を変えられるというのが本書の良さだと思います。

本書の目指す「自立」は刺激だらけの現代においては、必要不可欠な能力だと共感できます。

「生きる上で必要になる力」を子供に身につけさせてあげるための具体的方法がたくさん載っています!

また、本書の最後の章は、まるごと「親へのコーチング」に割かれています。

最近よく聞く「毒親」という言葉、実は現在育児中の親自身が毒親に苦しめられ、大人になってもその支配下にいるために、自分の育児にも支障をきたしている場合があるそうです。

心当たりのある方への心強いメッセージも載っていますので興味のある方は手に取ってみて下さい。

3.『おかたづけ育、はじめました』 Emi  大和書房

「おかたづけ育」という耳慣れないこの言葉は整理収納アドバイザーでもあり、2児の母でもある著者の造語です。

おかたづけを通して子供たちが自分で決める力、工夫する力を育てたい」という願いがこめられています。

子供がいると、部屋ってどうしても散らかってしまいますよね。

片付けても片付けてもキリがないし、そもそも子供には「片付ける」という概念すらない!

つい「もういいや!」と投げ出してしまいたくなります。

ぶっちゃけ「それもアリ」だと私は思うのですが、整理収納アドバイザーという肩書を持つ著者はそういうわけにはいかなかったようで……笑

小さい子供がいても片づけが簡単にできるように収納に工夫を凝らし、さらに子供たちが進んで片付けや保育園へ行く用意ができるようにと「おかたづけ育」という育児法を考案したそうです。

本の中には「本当に2人の子供(当時5歳の双子)」がいるの!?」というくらいスッキリと片付いた著者の家の中の写真がたくさん収められています。

0歳児~5歳児まで、子供の成長に合わせて家具を使いまわし、子供たち目線で収納とインテリアを変化させていったアイディアには目からウロコがたくさん落ちました。

我が家も、全てではないですが、アイディアを真似てインテリアを変更して、おもちゃの片づけが楽になりましたよ!

小さいお子さんがいらっしゃる方をメインターゲットにした本ではありますが、小学校以上で一人部屋を持つようになったお子さんの収納の仕方にも応用できるアイディアがたくさんありますし、

なんなら大人の収納もこれでいいんじゃないか?(笑)と思いました。

収納やインテリアを通して、子供たちに身の回りを整える気持ちよさや自分で出来るを増やしてあげる親心も感じられて、著者の育児に向き合う思いやりにも癒されました。

文章が少な目で、サクサク読みやすいのも高ポイントです。

4.『子どもが育つ魔法の言葉』 ドロシー・ロー・ノルト PHP文庫

この本をまず開くと目に入るのが ”詩”です。

親の在り方によって子供がどう感じるのか、簡潔な言葉でつづってあります。

例えば「不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる」

少しドキッとされた方もいらっしゃるでしょうか。私も「私やっちゃってるよ~」と苦笑した記憶があります。

育児の日々は、心穏やかでいられることの方が少ないため、親の都合で子どもにあたってしまったりすることもあると思いますし、優しく接したいのに感情のコントロールが上手くいかない場面も多々あります。

そんな時本当は子供にどう接してあげればいいのか?

この本には日常でありそうな「あるある」な場面を例に、親の理想的な態度を紹介しています。

それも「神様」のような有り得ない例ではなく、自分が頭のどこかで思い描いてはいる「本当はこうなりたい!」の
イメージを具体的に言葉にしてくれている
感じです。

だからこそ、共感もできるし「自分にもできるんじゃないか」と前向きな気持ちになれる本だと思います。

この本は最初は「けなされて育つと~(略)」「とげとげした家庭で育つと~(略)」など、否定的な状況から紹介されているのですが、途中から「励ましてあげれば~(略)」「広い心で接すれば~(略)」など肯定的な表現に変わっていきます。

育児を通して、親自身も「育自」する、そんなメッセージも込められた本だと思います。

もちろん本書を読んだだけでいつ何時でも理想の親になれるわけではありませんが、
私自身は本書の内容が頭の片隅にあるだけで行動を変えられた時もあったと
実感
を持っています


手元において、たまに読み返しながら少しずつ「理想」に近づくエネルギー源にできる1冊です。

5.『おうち性教育はじめました』 フクチマミ  KADOKAWA

性教育ときくと、無条件で「ドキッ」としてしまう方も多いのではないでしょうか?

必要なことはわかるけど、なにを、どこまで、何歳ごろに教えたらいいのか、私はさっぱりわかりませんでした。

特に我が家は息子なので、女親はもう謎だらけなわけです(笑)(これは逆もまた然りだと思いますが……)

そんな私の心のSOSに応えてくれたのが、この本でした。

この本は、まず性教育という言葉への思い込みをとっぱらってくれます

性教育というと、何か特別なことのように思ってしまいがちですが、例えば体の洗い方、変な人への対応の仕方、これだって立派な性教育になる、ということを初めて知りました。

子どもが自分で自分の心と体を守れるように教えてあげるのが本書の目指す「性教育」です。

なので一般的に必要になる思春期よりもかなり手前の3~10歳の子どもを対象にしています。

「え? そんな歳から?」と読む前は思いましたが、読み始めたら「うん、今すぐに始めよう!」と
納得の内容です。

これを一冊読んでおくだけで、子どもからのドキッとする質問(「赤ちゃんはどうやってできるの?」とか)への対応の仕方や心構えができるので、「本当に読んでおいてよかった……」と心の底から思います。

ほとんどが漫画で表現してあり、サクサクと読みやすいのも高ポイントです。

ぜひ読んでみてください、大人でもいろいろな発見がある素晴らしい本です。

6.『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』 小川大介 KADOKAWA

勉強や習い事に悩んでいる方に特におすすめの一冊です。

なかなか刺激的なタイトルですが本書が目指す「頭のいい子」とはなにか、まずはそこを確認しておきましょう。私も含め、親世代の考える「頭のいい子」とは「成績の良い子」というイメージがないでしょうか?しかし、本書では時代が変化するに合わせて、「頭のいい子」の定義も変わっていると指摘します。現代の「頭のいい子」とは、「自分の強みを社会で発揮することのできる子」だそうです。子どものなりたい職業トップ3に入っている「Youtuber」なんてその最たる例ですよね。実際に、中学受験して入る学校では「バランス型」ではなく、突出した強みを持つ子が好まれるようになってきているそうです。確かに、あれもこれも出来るに越したことはないけれど、我が子には「コレ!」という自分の強みを持ってほしいというのは共感できます。

そして子どもの強みを伸ばすために本書が推奨しているのが「見守る」子育てです。対象年齢は子供が親との親密なコミュニケーションを必要とする幼児期から9歳です。

見守る子育てをするために、「認める」「見守る」「待つ」そして「期待する」の4ステップで親が果たすべき役割を説明しています。本書が伝えるメッセージの基本は「我が子を信じて焦らず待とう」です。子育ての不安って簡単には解消しないので、確かに焦りがちです。本書を読むと、例えばこれらの不安や焦りが解消されます。

「ドリルをしてほしいのにちっとも興味を持ってくれない」

「うちは習い事をさせてないけど……このままで大丈夫?」

ちなみに私の息子は「マイペースでぼーっとしたり好きなことばかりして過ごしているけど、放っておいていいのかな?」という感じです。

他にも、子育ての基本は「見守る」でも、親から教えてあげてほしい3つの項目や、中学受験・習い事に関するママ友に相談しづらい悩みにも言及していて助かります。

最後に…育児本の効能と読むべきタイミング

ここまで読んでくださってありがとうございました。

ご紹介した育児本が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。

最後に、私が育児本を読んで、自分自身にとってよかった、と思える点を挙げておこうかと思います。

育児本を読むのは、具体的な悩みがあったり、育児をするうえで知りたい情報があるから読む方が多いかと思うのですが、特にそういった事情がなくとも、読むと保護者の方にとって、良いことが2つあると思います。

一つ目が育児のヒントをもらえるということです。

子どもとの日々は刺激的な反面、同じような日々を繰り返しがちだという矛盾する過ごし方になりやすいという気がしています。

毎日、子どもはいろんな失敗やいたずらをしでかしてくれて、その対処をするだけで精一杯……気が付けば今日も怒鳴って片付けて終わってしまった……なんてことないですか?

本当はもっと子どものためになることをしてあげたいなーと思うけど、特に具体的に何が思いつくわけでもない、とそんな時に、育児本は役に立ちます。

別に「子どもとあそぼう」がテーマの本でなくとも、子どもが親にしてもらって嬉しいことが育児本にはたくさん書かれています。

「爪を切るときに抱っこしてくれた」とかでも、子どもは次の日までその温かい感覚を嬉しく感じていることもあると、このページで紹介した本には書かれていました。

何気ない日々の中にも特別を見つけることができるのは保護者にとっては、やる気も充実感もでてとてもいいことだと思います。

二つ目が育児への前向きな心を取り戻せることです。

育児書はとにかく前向きなことしか書かれていません。

これはどの本を読んでもそうです。

本来、無限の可能性が広がっている子どもを育てるということ自体、前向きな行動だからでしょう。

まあ、日常に追われるとそんなことも忘れがちになってしまうのが困りものです。

しかも大人は子どもと違って、怒りや悲しみなどの負の感情をずっとずっと、ひきずってしまいやすいという問題があります。

そんな時に、気分を変える、そして一気にプラスの感情に舵を切るきっかけを作ってくれるのが育児本です。

育児本の前向きなメッセージに触れるうち、子どもを抱きしめたくなる気持ちが溢れ出していい気分転換になると思います。

お子さんが小さいうちはまとまった時間をとることも難しいの現実です。

それでも、ちょっとした時に1ページずつでも読み進めていけば効果はあると思います。

何より、子どものために本を読んでいること自体、何もしていないよりは安心感につながるはずです。

そして子どもが大きくなってきて、保育園や幼稚園に預けることが出てきたら、おススメの読書タイミングは長期休み前です。

夏休み、冬休み、春休み、ゴールデンウィーク……

接する時間が爆発的に増える日々が始まる直前の時期に育児本を読んでおきましょう。

なぜ直前の時期かというと、残念ながら人間は忘れっぽい生き物だからです。

育児本からもらったヒントや前向きな気持ちも、日がたてば忘れたり、思い出しにくくなってしまいます。

だから長期休み直前に読むことで、気力と共に、記憶の充電もバッチリにしておきましょう。

実際、この記事を書いているのは冬休み直前でしたがこの時も1冊、直前に本を読んで来るべき息子とべったりの日々に備えていました^^;

これからも長期休み前には育児本を読み続けていくと思いますのでそのうちにここでご紹介できる本も増やせるといいなと思います。

それでは、本当に最後になりますが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

よろしければ感想など、コメントに残していってくださいね。

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