こんにちは、活字中毒の元ライター、asanosatonokoです。

私が一番多く読んでいるのは小説で、実際このブログでご紹介しているのも小説が多いのですが、合間に科学や宇宙、IT関連、歴史考察などの「難しめ」の本もよく読んでいます。一番好きなのは分野は宇宙ですかね。

「よくそんな本読むね」と家族には言われたりします。たぶん、彼らが言いたいのは「よく(理解できもしないのに)そんな本読むね」だと思います(笑)

そう、難しい本はその言葉のままの意味で「難しい」ので、読んだはいいけど「ただ文字を追っていただけ」になっていることは実は多々あります^^;

それでもなぜ、私が難しい本を読み続けているかというと、これが意外に「ストレス解消にいい」からなんですね。

抱えているストレスを軽くするために「ものすごくスケールの大きいモノについて考える」という方法があります。

宇宙や歴史なんかはその最たるもんですね。人間の一生なんてちっちゃいちっちゃい!

「なんだかよくわからないけど、人類が解明・発明してきたすごいもの」を読むことによって、ストレス解消になる。

そして多少なりとも知識もつく!(日本語で書いてある以上、本1冊まるまる何が書いてあるかわからなかった、ということはほとんどないはずです、冒頭の数行だけでも理解できれば十分!)

たまには難しい本を読むのもいいと思いませんか?

このページでは私が読んだ「新たな知識や教養が身につく」本の中でも「本としても面白い」ものを選んでいます。

  • たまに読み応えのある読書をしてみたい!
  • スキルや人間力の向上に!
  • ストレスの解消に!

そんなあなたの願いを叶える読書体験を提供できれば嬉しいです。

※このページは私が読み終えておススメできると思った本をご紹介していきますので、しばらく時間が経つと更新されているかも……また遊びに来てくださいね。

(最終更新日2023年7月22日)

『エンタメの夜明け』 馬場康夫

講談社+α文庫より出版されています(kindle版あり)

ディズニーランドを日本に誘致した男たちの奮闘を記したドキュメンタリーです。

ラジオやテレビなどの「エンターテイメント文化」の始まりから大阪万博、そして究極のエンタメ施設・ディズニーランド開業と日本のエンタメの歴史をぎゅっと閉じ込めてあります。

「現実は小説より奇なり」という言葉通り、日本のエンタメ界の山あり谷ありな歴史はノンフィクションとは思えないほどの面白さです。

『シェークスピア・アンド・カンパニイ書店』 シルヴィア・ビーチ

河出文庫より出版されています。

ジョイス、ヘミングウェイ、フィッツジェラルド……名だたる文豪たちが通い、彼らの作品が世に出るきっかけを作ったのがタイトルにある『シェークスピア・アンド・カンパニイ書店』です。

店長は著者でもあるシルヴィア・ビーチ。

彼女はアメリカからパリに渡り、本屋を営んだごく平凡な女性ですが彼女がいなかったら名作たちが歴史の中に埋もれてしまっていたことは間違いないでしょう。

古典文学好き、文豪たちの素顔、名作が生まれる裏側に興味のある大の読書好きにぜひ手に取ってみてほしい1冊です。

『新大学生物学の教科書』 D・サダヴァ

専門書ほど難しくはないけど、新書よりも濃い内容で読み応えのある科学本レーベルの講談社ブルーバックスより出版されています。

「新」とついている通り、十年以上前に出版された『大学生物学の教科書』をより読みやすく、わかりやすく、そして最新の研究成果を反映したリニューアルバージョンとなっています。

人間の体内で起こっている様々な現象(消化、代謝、細胞分裂、遺伝などなど)を細かく解説してあり、それだけでも勉強になるのですが、驚くべきはその仕組みの精緻さです。

自分の体で日々こんな奇跡のような仕組みが繰り返されているなんて……!

文章量も多く、読みこなすのは骨が折れますが、その分素晴らしい読書体験を得られます。

『般若心経講義』 高神覚昇

著者は仏教の発展に尽力された方で、タイトルの通り、般若心経について解説しています。

般若心経は数あるお経の中でも最短のもので、そこに仏教の教えがぎゅっと詰め込まれています。

仏教界の第一人者による噛んで含めるような解説はわかりやすく、意外に文章も読みやすいです。

何より、こちらは青空文庫で全文無料でよめるところも嬉しいです。