ハイキュー!! #39

少年ジャンプで連載中の大人気バレーボール漫画です。作者は古舘春一先生です。
ご存じの方も多いと思いますが、ジャンプが掲げている三か条「友情・努力・勝利」を地で行くような漫画ですよね。
最新39巻を読みましたので感想を書いていきますね。

※このあとは軽微なネタバレを含みますので、嫌な方はご注意ください。


簡単なあらすじ

39巻は全国大会準々決勝、相手チームは鴎台高校。主人公・日向と同じくらい背が低いスパイカー星海がいます。おちびちゃん対決はどちらに軍配があがるのか……?
この巻ではファーストセットを鴎台高校がとり、セカンドセットが始まって少し、くらいのところまで収録されています。勝負の行方はまだまだこれから……というところですね。

これぞ主人公力

ファーストセットは、ありがちですが主人公たちはあまりいいところはなく、あっけなく相手にとられてしまいます。
しかし、そこですぐに敗戦ムードが漂うようでは主人公サイドのちーむではありません。セカンドセットは取る気満々!
そのためには何かを変えるしかない……現実でも、ありがちな状況ですよね。
そんな時にチームの、そして読者の期待を背負って立つのが、主人公の役割です。
鴎台高校も、烏野高校も、それぞれローテーションを変えることで、相手に立ち向かおうとします。
そして、そのローテーション変更の鍵を握るのが、主人公・日向翔陽!
私はバレー、全く詳しくないので読んでもよくわかってないのですが(!?)、鴎台高校が最強のローテーションになるときに、日向がキーポジションにくる、という設定になっているようです。
ドキドキしますね、ワクワクしますね!
これぞ、シナリオ用語でいう、主人公たちのがとにかく問題に対して立ち向かうことを決める、プロットポイント1、ファンファーレが鳴りそうなくらい、ぐっとくるシナリオ転換点の迎え方をしましたね。
主人公のヒーロー性も高め、読者の期待も高まり、素晴らしい展開だと思います。
早く次巻が読みたい。

ハイキューの面白さの正体とは?

39巻目まできて、改めて思うのですが、ハイキューの面白さの正体、それは主人公たちが変わらないことにあると思うのです。
それってどういうこと? と思われましたでしょうか?
通常、ストーリーを作るときは、主人公を困らせます。これでもかってくらい困らせて、そのなかで挫折したり悩んだりしながらも、きっかけをつかんで立ち向かい、ヒーローとなっていく主人公を描くようにします、これが基本です。

しかし、ハイキューはどうでしょう? 1巻から読んできて、主人公・日向が一回でもくじけたでしょうか? 私が思い出せる限り、彼が挫けそうになった姿はありません。常に、自分にできる最高の努力とモチベーションで問題に立ち向かっていく姿しか思い浮かびません。
そして、日向が所属する烏野高校バレーボール部全員に、大体当てはまると思います。(初期の東峰くらいでしょうか、挫折してたのは)

この主人公たちの「常に前を全力で向く姿勢」こそが、読者の憧れを誘い、自分もこうありたい!という気持ちを思い起こさせ、ハイキューの大ヒットにつながっているんだろうなあ、と私は考えています。主人公たちのキャラクターには共感できることが、とても重要になってきます。こういう点からみても、そりゃ人気出る内容になってるよな、と思います。

しかし、ちらりと先ほども書きましたが、ストーリー造りの基本は主人公の変化にあります。本当なら、心の底から悩み倒して復活する、くらいの方が面白さも読者の共感も誘いやすいのです。
ハイキューはあえて、主人公の心情面の変化をほぼ封じてあります。
となれば、何を変えてストーリーを作っていくのか? 
それは戦術だったり、主人公のバレーボール上達度合いだったりするわけです。
そして、戦術等のレベルが上がっていくと、でてくるのが「文字が多くなる」「専門的過ぎて内容についていけなくなる」という問題です。
実は私も活字大好き人間のくせに、漫画で文字数多いのは苦手です。今のところなんとかついていってますが……
でも、少年ジャンプのメインターゲットである若年男性層の話(私の家族なので若年とは言えないかもですが)を聞いたところ、「全然問題なく面白い」だそうです。
男性は割と文字数多い漫画平気なんですかね? そこまで考えて製作されているのだったらすごいです。

ハイキューみたいな主人公の他作品

日向みたいに精神的にタフな主人公というのは、やはりそうは思いつかないので、主人公が「変わらない、ぶれない、っていうか強い(物理的に)」という作品を挙げておこうと思います。

1つ目がSAOの略称でおなじみ「ソードアートオンライン」。こちらも大人気ライトノベルですね。主人公であるキリト君は、精神的にはいろいろ思い悩んだりする描写はありますが、自分のやるべきことにまっすぐに向かい合い、仲間を励ますタフネスを持ち、そして何よりも物理的に作中最強クラスに強い設定になっています。文句なくカッコいい主人公像を堪能できる作品です。

2つ目がワンパンマン、ハイキューと同じ集英社のとなりのヤングジャンプで連載中です。ワンパンマンはあまりに強すぎてどんな強敵もワンパンで倒してしまうという最強主人公・サイタマが、様々な怪人たちをバタバタと倒していくのが爽快な漫画です。ハイキューやSAOとは違い、ギャグっぽい内容ですが、最強主人公といえば……ということで挙げさせていただきました。

いかがでしたでしょうか?
作品の面白さがどんなところになるのか、ちょっと考えてみると、自分好みの作品を見つけるのがうまくなるかもですよ。
本棚を見て、思いめぐらせてみてくださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。