意外と冷静です

小説風育児日誌です、どうぞ!

息子が録画していたアンパンマンを見ていた時のこと。
今回活躍するキャラクターは唐辛子をモチーフにした「とんがらしさん」とその孫の「からこちゃん」。唐辛子がモチーフなだけあって、お土産に持ってくるものは大量の唐辛子だし、甘いものは苦手で大の辛いもの好き。
この2人が出てくると、辛いものを食べてしまったばいきんまんなどの他のキャラクターがひどい目に遭う、というのが王道の展開である。
そして、物語の最後の最後に、それは起こった。
とんがらしさんが秘蔵の唐辛子飴という真っ赤な色をした、見た目だけで味が想像できそうなものを取り出した。それを食べようとするもう一人のゲストキャラクターしょくぱんまん……。
しかし、アンパンマン界のイケメンである彼に辛いものを食べさせてのたうち回らせるわけにもいかなかったのか、アンパンマンが止めに入る。そこに、食いしん坊の設定があるチーズが飴に手を伸ばし……一気に5個も食べた。

ちょっと不思議なのは、チーズは何回もとんがらしさんに会っているはずだし、唐辛子飴が滅茶苦茶辛い、なんてこと知っていそうなものなのに、何故手をだしたのか?ということ。
まあ、もうばいきんまんはアンパンマン達によって吹っ飛ばされた後なので、他に食べそうなキャラクターがいなかっただけかもしれないが……

そんなわけで、チーズが激辛飴をなめることとなり、顔を真っ赤にして口から火を噴きながら画面上を縦横無尽に飛び回る、という感じでオチがついた。
そして、そのチーズの様子を面白うそうに見ていたのが息子である。
息子だけかもしれないが、画面上でキャラクターが動き回る絵というのは、かなりツボのようで、ケタケタと笑いながら見ていることがよくあるので、子供向けアニメらしいこの演出も、子供心を考えて作られているんだなあ……なんて思っていた。
見終わった後、「ねえ、ママ」というので、てっきり「面白かったね」と後が続くと思っていたのだが。
「チーズってさ」
あれ? 違う話をするのかな?
「辛いと……空を飛ぶんだね」
「……そ、そうだねぇ……」
息子の的確といえば的確すぎる突っ込みに、どう返していいものやらわからず、相槌をうつのみになってしまった。
3歳といえども、チーズが空を飛べない、という前提はもうわかっているのである。
演出とはいえ、空を飛んだことに違和感があったのだろう。
子供は意外と冷静に世界を見ている。
そんな風に感じた今日の午後だった。

読んでくださってありがとうございました!

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