案外いるのかも

小説風育児日誌です、どうぞ!

先日、息子の幼稚園の個人面談に行ってきた。息子の担任は妙齢の女性で、職業からも想像できる柔らかい雰囲気をまとった人だった。
「お友達とも仲良くしてますし、わたしのいうことも聞いてくれますし、いい子ですね」
息子への評価を纏めると、こんな感じだった。彼なりに新生活に適応しているらしい。
「そうですか、とても甘えん坊なのでちゃんと自分のことをできているのか心配だったんです」
「着替えもご飯もトイレも自分でちゃんとしてますよ。あ、でも甘えん坊っていうのはわかります」
そう言って先生はくすり、と笑った。
「ぎゅーって飛びついてきたりするので、かわいいですよねー」

この言葉を聞いて、やっぱりか、と思った。
息子は、年上の、しかも20歳オーバーで母性的な女性が大好きなのだ。
習い事の先生や、遊び場の保育士に抱っこだのぎゅーっと抱き着きに行くのはよく見た光景だった。

「お友達とはどんな遊びをしてるんですか?」
「そうですねー、お外だと、●●くんと走り回ってますし、中だと△△くんと絵本を一緒に読んでます。まだあんまり女の子とは遊んでないですねー」
そのうち仲良くなるかなー、と息子に微笑みかける先生を見乍ら、そう言えば、と息子は昔から同い年くらいの女の子と遊ぶことが少なかったな、とぼんやりと思い返した。
仲良く駆けずり回るのはたいてい男子であった。

クレヨンしんちゃんを唐突に思い出した。
同い年の女子には目もくれず、女子大生のナナコお姉さんが大好きな5歳児。
おませな子、という設定だったが、案外、男子っていうのは異性への興味は年上から始まるのかもしれない。
そもそも、まず日常的に接するのが年上である母親なのだから。
……突き詰めていくとフロイト先生のようになりそうなのでこの辺で止めておこう。
息子の手をひきながら、帰ったらご褒美に何かあげようと思考を切り替えたのだった。

読んでくださってありがとうございました!

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