宇宙兄弟 #17

ムッタは月を目指すことが許されるのか、ヒビトは宇宙飛行士に戻ることができるのか、二人のストーリーがそれぞれクライマックスに向かいます。

注意!! この後はネタバレを含みますので、嫌な方はブラウザバックをお願い致します。

まずはムッタのストーリーから始まります。海中での訓練を前巻で終えたムッタは、起承転結でいう結のパートに入ります。月を目指すことが許されるかどうか、その結果が描かれるのみとなっています。結果はもちろん合格、ただしなぜ合格したのかが大切ですよね。アイディアマンらしいムッタの個性と幼い頃から月を目指したムッタの情熱が集約された素晴らしい結果だったと思います。

そしてパニック障害に苦しむヒビトはロシアで得た復帰への手掛かりをもとに努力を重ねます。そして、なんとか復帰を果たすための試験を受ける、までは辿り着くのですが、最後に立ちはだかるのは自身の恐怖心、これこそがパニック障害の正体です。不安にさいなまれるヒビトは悩んだ挙句、兄であるムッタにすべてを打ち明けることを選びました。ここまでが起承転結の転のパートです。ムッタの何気ない言葉によってヒビトの不安は晴れ、起承転結の結パートへとひた走ります。

ここでムッタがヒビトへ言った言葉にも、ムッタの個性がよく表れていると思いました。

「宇宙服は俺らの味方だ」

短い言葉ですが、今まで夢を見続けて、いまだその夢の途中にいるムッタならではの、宇宙への無垢な憧れが詰まっています。ヒビトからムッタへの言葉だったら、こんなシンプルな言葉にはならなかったんじゃないかな~?と。夢を叶えたものとその途中にいるものとの差がうまく表現されていると思います。

この巻ではムッタの個性がきらりと光るシーンがありましたが、ヒビトの結のパートはまだ続いていますので、次巻ではヒビトの個性が見られるのではないかと期待です。

読んでくださってありがとうございました!

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