読書感想|読んだ人だけ見てください、かぐや様は告らせたい16(赤坂アカ)
元ライターが作家目線で読書する当ブログへようこそ!
累計800万部を超え、実写化にアニメ化と、人気爆発中のラブコメの最新刊を読みました。
かぐや様は告らせたい16 赤坂アカ 集英社(ヤングジャンプコミックス)
連載当初はギャグで甘い部分なんてほとんどなかったですが、16巻目ともなればラブ、の成分が多めです!
読んでる間、ギャグに笑い、ラブにニマニマし、とずっと笑顔でいられました。
今回は構成だなんだと考えずに読んで、笑って、思ったことをそのまま書こうと思います。
ネタバレありです、読んだ人向けに書きますよー!
目次
1.大まかなあらすじ
2.三角関係?
3.半年+どれくらい経ちましたっけ?
※この後はネタバレしてますので嫌な方は注意です。
1.おおまかなあらすじ
クリスマスと冬休みが終わり、3学期になった。
2学期からのイベントを超え、すったもんだもあり、さすがに関係が発展しないわけがない。
白銀と四宮は生徒会室で二人きりの時くらいはいちゃいちゃできるようになり、
伊井野はなぜか石上が原因で骨折し主従関係になってるし、
藤原と早坂は変わったルールで鬼ごっこをしているし、
なんでこうなったかをちょっと巻き戻しでクリスマスと冬休みの様子を見てみましょう。
(ちなみに藤原と早坂がなんで鬼ごっこしてるのかは不明でした、次巻に理由が収録されているのかも不明)
2.三角関係?
石上が無自覚な告白をつばめ先輩にしたことで、二人の関係は保留状態。
なんだかんだと優しく面倒見のいい、男らしい石上に恋愛感情を抱いているらしい伊井野だけど、本人は無自覚。
ここまでが2学期の出来事でした。
三角関係……なの?みたいな状態だったわけです。
そこからつばめ先輩主催のクリスマスパーティで、三角関係……ってもう少しで言えそう、くらいに発展しました。
細かく書くとスポンサー的にNGなので思いっきり省略しますと、つばめ先輩に(たぶん)振られた石上が自棄になったところを伊井野が助けたら、伊井野が骨折しました。
そして、罪悪感払拭のために石上が伊井野の面倒をあれこれと見てやっています。←今ここ
言葉一つでパシリにもなり、お弁当をあーんしてくれる石上に、伊井野は表情には出さないけど絶対に嬉しいはずです。
無自覚とはいえ、好きな人にちやほやされればそりゃあ、いい気分ですよね。
しかし石上の心はまだつばめ先輩にあるので、二人がしゃべってるのをさらっと邪魔してみたり……
なんだか普通のラブコメみたいな展開ですね!
この三角関係(たぶん)でいいなあ、と思うのは石上が見た目によらず、オタクっぽいキャラ設定にもよらず、男らしいところなんですよね。
ナイトのように伊井野に接し、好きなつばめ先輩には堂々と告白とこれからも頑張ります宣言。
「恋愛は告白させた方の勝ちである」が本作のテーマで、三角関係をみると、告白されたつばめ先輩が勝者っぽいのですが……
なんだかんだ美味しい思いをしているのは伊井野だし、読者に好感持たれているのは石上だろうしと、一人勝ちさせずにバランスが良くとれてるな、と思います。
この三角関係はもう一つの作品テーマである「天才」っぽいキャラクターはいないですけど、この後が気になりまくります……!
3.半年+どれくらい経ちましたっけ?
そして白銀と四宮という二人の天才はどうなったかというと、
半年+αじゃすまない長期間、考えに考え抜いて、
白銀が男を見せた夏休みを過ぎてもほぼ関係は前に進まず、
策謀巡らせた文化祭でも決定打には至らず、
なんやかんやでかぐやが退行現象をいろいろな意味で起こして、
クリスマスもラブコメらしくすったもんだして、
やっと結ばれました。←今ここ
あれ?前巻で結ばれたんじゃなかったの?
って感じでしたが、まだだったみたいです。
さすが半年間も両想い同士だったのに何事もなかった二人組です。
冬休みにデートにこぎつけ、手を繋いだり腕を組んだりしても、まだ恋人になるという決定打にはなっていなかった。
ちゃんと言葉に出して好きって言って、返事をもらわないとダメ、ということで、やっと告ることができました。
タイトルに「告らせたい」って入ってますからね。
しっかり告白する描写、大切ですよね。
あと高校生同士っていう年齢を考えても、なんとなく付き合いだした、っていう感じにはなりにくいかなと過去を振り返って思いました。
こちらはこちらで新展開を期待させる煽りも入っていましたが、ラブコメは付き合うまでが楽しく面白いと個人的には思ってますので、あまりもめさせないでほしいなあ……と願ってます。
天才感が巻を追うごとに薄れていく白銀と四宮ですが、またごちゃごちゃ考えて笑わせてほしいですね。
いかがでしたでしょうか?
もう大人気漫画ですが、そろそろ終盤に差し掛かってるのかな?と思います。
今追っている漫画の中で、一番面白い(まじで声に出して笑って読んでます)ので、終わってほしくないけど、主人公たちが一番幸せな時に終わってほしい気もします……!
このラブコメ読者特有の感情、わかっていただけるでしょうか!?
分かっていただけたらコメント欄にでも「賛成」って一言添えていただけると喜びます。
ちゃんとお返事もしますよ!
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!