冗談は子供に通じない
我が家の息子は3歳で、もう自分でもかなりペラペラしゃべりますし、親の言っていることも大体理解しています。
しかし、親の言っていることは、必要以上に真に受けているのだ、ということを念頭においておかなければならない、ということを今日、思い知りました。
今日はわたしの友達の家に遊びに行き、そこで友博も一緒に遊ばせていたのですが、帰る時になって、ちょっとからかってやろう!と思い、こんなことを言いました。
「このおうちに一人で残る?」
大人なら、ああこれは冗談だな、とすぐわかる内容です。わたしの友達もすぐに
「うちに泊まってく?」
と乗ってきました。しかし、息子の反応はこちらが思っていたようなものではありませんでした。
大人の私が想像していた反応は「やだよー!」とか「うん、この家の子になっちゃおうかなー」とか、こちらの冗談に、冗談で乗ってくるようなものでした。
しかし息子は、急に動きを止め、ちょっと不安そうな顔でわたしとわたしの友達の顔をしげしげと見るだけでした。明らかに、冗談を真に受け、この家に置いていかれたら僕はどうなるんだろう?と、真剣に考えてしまっている様子でした。
これには本当に申し訳なくなり、すぐに「ごめん、嘘だよ、一緒に帰ろう」といってぎゅうぎゅうと抱きしめました。そうすると石化がとけ、玄関にトコトコと歩き出したのでした。
子供が、冗談と言うわざと嘘を言って会話を楽しむ、なんてことができるのは、おそらくもっと成長してからなんでしょうね。冗談を言ってからかうなんて、まだ幼稚園入園前の、ほとんど社会化を学んでいない息子にすることではありませんでした。
親のいう事は、まだまだ子供にとっては絶対的で、不用意に傷つけるかもしれない一言をを言うべきではない、と肝に銘じることにします。
読んでくださってありがとうございました!