黒歴史……?
小説風育児日誌です。では、どうぞ!↓
息子は幼稚園から帰ってくると、近所の公園で遊びたがる。近隣の子供たちが同じように、遊びに来ているから自分も混ざりたいようだ。
遊びに行くと、よく顔を合わせる子に近づいて「あそぼー」と言ったり、砂場道具を借りたりして好きな遊びを始める。微笑ましい光景だ。
毎日のように顔を合わせる子もいるわけで、そういう子どうしはお互いに認識しているようだ。息子も同様で、「●●くんいるね!」と嬉しそうにしていたりする。
よく考えれば、今、ここで遊んでいる子供たちは家が近く、しかも持ち家率が高い地域なので、ずっとこのまま、同じ小学校に行き、中学校に行き、と幼馴染と言われる関係になる確率が非常に高い。息子の人間関係の基礎作りが既に始まっているのだな、と思うと「また公園行くの?」と文句を言うのもはばかられるというものである。
しかし、我が家の息子はまだ他人との距離の測り方が下手である。精神的な距離はもちろんだが、物理的な距離の測り方もだいぶおかしいのである。
仲が良い、という判定を下すと、抱き着いたりキスしようとしたり……最近は習い事の先生がターゲットになっていた。ちなみに、それは「きゃー」とあっさり避けられていた。
そして、公園でよく会う子供たちも例外ではない。息子の中で仲が良い判定が下ると、その子に抱き着きに行く、もちろん、男女はまだ関係ない。
つまり、男の子にも抱き着いてキスしようとしたりしているわけだ。
とりあえず、男だろうが、女だろうが、抱き着いたりキスしようとするのはおかしい、とすぐに止めるからいいわけだが……
黒歴史はわずか3歳から作られるのだ、と思うと、震える思いがする。
読んでくださってありがとうございました!