【超短文!読書感想vol.8】青空文庫で読む古き良き日本の怪談(ただしけっこう怖い)
こんにちは、活字中毒の元ライター、asanosatonokoです。
今回ご紹介する作品はこちら
逗子物語 橘外男 青空文庫で無料公開中
様々なジャンルの作品が収録されている青空文庫より、今回は「怪談」をご紹介です。
妻の死をきっかけに、都会から逗子へとやってきた男。彼は仮の住まいからほど近い、近所の人もあまり寄り付かないような寂れた寺に散歩に通うようになります。そこで墓参りに訪れている奇妙な3人組に出会います。
老人、女中、そして美少年の3人組で、特に美少年はこの近隣では珍しいような洗練された雰囲気を持っています。

彼等は一体何者なんだろうか……?
好奇心を感じた男は世話になっている夫妻に心当たりを尋ねてみるのですが……
その後、この男がどうなるかはぜひ読んでみてください。男が興味を持ったように、3人組も、中でも美少年が男に強く関心を持ったようで、いろいろと距離が縮まっていく展開は、古き良き日本の怪談を堪能させてくれました。
……ただし、それなりに怖いところもありますので要注意です。
“【超短文!読書感想vol.8】青空文庫で読む古き良き日本の怪談(ただしけっこう怖い)” に対して2件のコメントがあります。